京都四条通りを奥に入ったところにある小さな京懐石とおばんざいの店「志る幸」。
暖簾をくぐって店内に入ると、今まで見たことのない客席の配置。帳場に使っていたであろうところを2方向で囲むカウンター席、後ろの壁際に帳場を見るように横一列4人掛けが2ヶ所あり、まるで古典芸能を見る世界のようで、江戸時代にタイムスリップしたかのようでした。
待つこと暫し、名物の利休弁当(かやくごはんと5品のおばんざいが一盛りになったものと白味噌仕立ての椀物のセット)2,500円と一品を数種類注文。派手さはありませんが、丁寧に仕事された品々と京都らしく出しの利いた味付けで、お腹にもお財布にも優しく、ほっこりとした気分になれるお店でした。
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